2013年7月20日土曜日

いっそのこと、20代・30代は投票をボイコットしてはどうだろう


参院選が近づいているが、どうも盛り上がりに欠けているらしい。

すでに「自公過半数確保」との予測を各メディアが報じていて、大勢は決まっている感じだ。各党が掲げる争点もばらけていて分かりにくい。

そこで危惧されているのが投票率。特に「若者が投票に行かない」という声が多く、現実もその通りになりそうだ。

昨年の衆院選の投票率を見ると、60代が74・93%なのに対して20代は37・89%。およそ半分しかなかった。


自分は以前に書いたように「投票率を上げるのが本当に大事なら、義務化すればいい」と思っている。

でも、若者が投票を棄権するのも分かる気がする。

20代、30代の人たちにとって、政治は「中高年層による若い世代からの搾取」にしか映らない。いくら投票に行ったところで、これまで政治が未来志向に変わったことはないと感じている。

また、たとえ若者の投票率が多少上がったとしても、人口の絶対数が中高年層より圧倒的に少ない。その声が政策に反映される可能性は低いと思うのは当然だ。

一票の格差も相変わらず是正されていない。高齢者の多い地方の一票の方が、都会部の若者の一票よりもずっと重いままだ。

はっきり言って、もうダメダメなのだ。

だから、いっそのこと20代・30代は一斉に選挙をボイコットしてはどうだろう。

若者の投票率が低いといっても今は30%台はあるので、口では「問題だ」とは言いながらも抜本的な改革をしようとする政治家は皆無だ。

それがたとえば20代の投票率1%、30代が2%とかになったらどうだろうか。

さすがに事の重大さに気づき、真剣に対策を考えるのではないか。20代・30代の得票率1%の政府なんて国際的にも信用されるわけがないし。

政治に無関心な人たちを投票所に連れて行くことは難しくても、投票に行かないよう呼びかけるのは簡単だ。

「一票の格差の是正」「保育所の充実」など若者有利の政策が実現しない限り、投票のボイコットを続ける。

工夫もなく街頭で投票を呼びかけるよりも効果があると思うのだが。

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