2013年6月4日火曜日

日本はワールドカップでベスト8が現実的な目標だ



日本がワールドカップ出場を決めた。素直にうれしい。仕事も含め、いろんな意味で。

気は早いが、本番ではどこまで勝ち進めるのか。

頑張れば、ベスト8は可能だと思う。本田や長友は「絶対優勝する」と言っており、その気概は素晴らしい。でも、現実問題としてはまだまだ力が足りないと思う。

いまの代表で、世界トップクラスといえる選手は香川と長友。少しあとに続いて本田、そして内田。ほかは残念ながら世界でもBクラス以下のクラブにしか所属していない。

オーストラリア戦の先発でいえば、前田は世界のトップで通用する選手ではない。1年後には外れているかもしれない

岡崎はドイツでベンチだ。長谷部も下位チームでサイドバックをやっている。遠藤は世界でもそこそこやれたかもしれないが、これからは力をどう維持するかが問題だろう。

センターバックはもっと深刻だ。プレミアで残留が目的のクラブでやっている吉田と、このポジションが適しているとは思えない今野では、やっぱり心許ない。

ザッケローニもほかの世界一流監督と比べると引けをとる。やっぱりオシムは偉大だった。

ところで、ブラジルでは飲み屋でもタクシーの運転手でも、だれに聞いても「いまのブラジル代表はダメだね。W杯は勝てないよ」と悲観的だ。

確かに実力的に優勝は難しいと思う。スター選手が不足しているし、経験も少ない。サッカー大国だけに、みんな冷静に現状を把握している。

そんなブラジル代表でもメンバー表の所属を見ると、バルセロナ、チェルシー、レアル・マドリード、バイエルン、パリ・サンジェルマンといった世界トップクラスのクラブがずらりと並ぶのだ。監督もW杯優勝経験者。これで優勝争いは厳しいのが世界の現実なのだ。

確かに日本は着実に成長している。しかし、第2の香川が次々に現れるようでなければ上は目指せない。そして今のところ、まだその名前は挙がっていない。

W杯まであと1年。乾、清武といった選手が結果を残してレギュラーの座を奪い取る必要がある。ハーフナーもはやく飛躍しないといけない。新戦力も欲しい。もう1段階、2段階底上げがされれば、その先にベスト8は見えてくる。


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