2013年7月30日火曜日

日本はフェアで行こう~韓国の横断幕問題


サッカー東アジア杯の日韓戦で、韓国応援団が観客席に「歴史を忘れた民族に未来はない」との横断幕を掲げたことが問題になっている。伊藤博文を暗殺した安重根や、朝鮮出兵の際に日本軍を破った李舜臣将軍の肖像画も広げたという。

スタジアム内での政治的スローガンを禁じたFIFA規定に反した行為であることは明白だ。ロンドン五輪でも韓国選手が「竹島(独島)は自分たちの領土だ」と掲げて警告処分を受けている。スポーツは友好のために行うべきなのに、悪意に満ちた行動を繰り返している。

非は明らかなのに反省の色は皆無で、ホントに懲りない人たちだと思う。確かに頭にくるし、なんだかあきれ果ててしまう。

だからと言って、日本が歩調を合わせて韓国人のレベルに落ちる必要は全くない。

ブラジルに住んで感じるのは、「日本人は真面目で勤勉。頭がよくて、正直だ」という、いいイメージが広がっていることだ。日系移住者の方々が100年以上かけて信頼を勝ち取ってきた結果で、感謝しなければならない。

南米のサッカーは勝つための手段を選ばない。審判をだましたり、時間稼ぎをしたり。最初はそれが嫌だったのだが、その背景にあるサッカーへのあふれる情熱が分かって、だんだん好きになってきた。

だけど、南米の人たちも決して汚いプレーが好きなわけではない。やっぱりスポーツマンシップに則った潔い態度は称賛されるのだ。

サッカーは国のイメージを形作っているから、日本代表のフェアな戦い方は国民へのイメージと重ね合わされて、一目置かれている。それは応援するサポーターの礼儀正しい態度も同じだ。

それに、サッカーで起きたことは、多くの人がいつまでも覚えている。

今年5月、韓国人歌手のPSYがイタリアのサッカーファンから大ブーイングを浴びせられる事件があった。2002年W杯の韓国-イタリア戦で、審判を買収したと見られる相次ぐ疑惑の判定があり、敗れたことをイタリアファンは決して忘れていなかったのだ。

日本はFIFAに証拠映像を提出して韓国の非を指摘し、厳重に抗議しなければならない。そして、自分たちは堂々といつも通り、フェアに応援すればいい。

世界はちゃんと分かっている。

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