ブラジルの男性はみんな女の子が大好きだ。イタリア男も女好きで有名だけど、ブラジルも負けていない。街角ごとにジローラモが立っているようなものだ。
友達の女の子とアイスクリームを買いに行けば、店員はすぐに話しかけて彼女に住所や携帯番号を聞いてくる。アイスクリームひとつ買うのにも時間がかかる。
かわいい女の子と市場を歩いたりすると、もっと大変だ。店の前を通り過ぎるたびに声がかかり、いちいち引き留めてくる。愛想がいい子だったら、なかなか店の前から離れられなくなる。
リオデジャネイロでは、ビーチを巡回する警官でさえナンパする。コパカバーナやイパネマあたりを歩き回り、いい女と見るや近づいてくるのだ。
ただ、警察内でのお約束があるみたいで、直接声をかけてはいけないらしい。
で、どうするかと言えば、自分の携帯番号を書いた紙を見せてニッコリほほえむのだ。
ビーチではいい男を探して寝そべっている女の子もたくさんいるから、これでナンパが成功することも多いらしい。夜の街に出かけると、仕事を終えたあと、昼間にナンパした子と遊んでいる警官の姿を見ることができる。
ブラジル男性は優しくてカッコイイと外国の女性からは人気のようだ。でも浮気も多いので、「彼らは犬よ」と呼んで警戒するブラジル女性もいる。浮気が多いのはブラジル女性も同じなんだけど。
ともに嫉妬深いから、パーティーやクラブでは、お互いにぴったり寄り添ってほかの異性が近づかないように警戒している。
それはそれで、大変だ。
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