2013年5月24日金曜日

ネイマールはバルセロナに移籍するのか


ネイマールの移籍に関する報道が過熱している。グローボ電子版は、バルセロナが提示した2000万ユーロ(約26億5000万円)の移籍金をサントスが拒否した、と報じている。以前にも1800万ユーロの提示を拒否しているとしており、今回は上積みがあったものの、合意には至らなかったようだ。

サントス幹部は「レアルマドリードも興味を示しているが、具体的なことは話せない」と語っており、獲得競争は激しさを増している。ネイマールのサントスとの契約は2014年のワールドカップまで。本人は「契約は2014年まである」と言っているものの、「クラブと自身にとって最良の選択をしたい」と移籍の可能性を匂わせている。

ネイマールはブラジルではありとあらゆるCMに出ている。圧倒的な市場価値があるだけに、サントス側としてもそれに見合うだけの移籍金が欲しいところ。一方で、契約が満了する前に売って移籍金を手に入れたいという思惑もある。

本人の胸中はもっと複雑だろう。ブラジルにいれば王様だが、バルセロナでは数多いスター選手の一人に過ぎない。最初はヨーロッパのサッカーに戸惑いがあるだろうし、スタメンの座さえ確約されているとは言えない。最近の例では、パトもミランで故障が続き、結果を残せずに帰国している。

来年の地元W杯を前に欧州へ移籍するのはリスクが伴う。若さは環境の変化に適応しやすいとも言えるし、逆に人生経験の浅さが失敗を招く可能性もある。

ネイマールは果たしてヨーロッパでチャレンジするのか、ブラジル中が注目している。


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