2013年5月19日日曜日

一番嫌われているのはアルゼンチン人?


あえて言い切ってしまうと、ラテンアメリカで一番嫌われている国民はアルゼンチン人だろう。もちろんアルゼンチン人のすばらしい友人もいるし、彼らのことは大好きだけど、ラテンアメリカ世界での見られ方は共通しているようだ。

南米で最もヨーロッパの薫りを漂わせる国に住む彼らは、実に誇り高い。別の言葉を使えばナルシストが多い。男はかっこよく決めているし、女性はキレイだ。本場のタンゴを見ると、やっぱりアルゼンチンの男女だから「決まる」んだと思ってしまう。

ただ、いつも「自分が、自分が」という思いが表に出るためか、協調性に欠ける。だから、サッカー代表チームもタレントは山のようにいるのに、組織力で負けてしまう。前回のW杯ではおとなしいメッシがパスを出す役回りをさせられるのだから勝てるわけがない。それでもなんとか出場権を得てベスト8まで持っていけたのは、ひとえにマラドーナというカリスマのおかげだろう。

サッカーの話で言うと、メキシコを取材した際に「メキシコ人は実はおとなしい性格だから、気が強いアルゼンチン選手が苦手なんだ」と聞いたことがある。逆に言えばFWに必要な要素を持ち合わせているということで、実際、世界的なストライカーは多い。

アルゼンチンに留学をしていた同僚に聞くと、女性もみんな気が強いのだという。「キレイなんだけど、付き合うのは大変そう」というのが彼のアルゼンチン女性評だ。陽気で優しいブラジル女性とは性格が違うようだ。

アルゼンチン人についてのジョークをひとつ。

父親と息子が散歩をしながら会話をしていた。
父「息子よ、大きくなったらどんな大人になりたい?」
息子「大きくなったらパパみたいになるんだ」
喜んだ父親は息子に聞いた。
父「どうしてパパみたいになりたいの?」
息子「だって、僕も自分が一番好きだから」

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