昨年のこと。なんと、カーリング世界選手権をブラジルのケーブルテレビが生中継しているではないか。
雪も降らないブラジル。冬季スポーツの不毛地帯に、カーリング人口って何人いるのだろうか。こんなの見る人いるのかなあと思いながらも、ついつい見入ってしまった。
野球がメジャースポーツで、複雑なルールに慣れている日本人ならともかく、ブラジルにカーリングは敷居が高すぎる。もちろんブラジル人のアナウンサーは百も承知で、視聴者がルールを理解していないのも織り込み済みだった。
最後にスーパーショットが飛び出た場面。アナウンサーは叫んだ。「ロスタイムにペレが決勝ゴールを決めたような一投です!」
なるほど、これなら分かりやすいかも。さしずめ日本なら「逆転サヨナラホームランだ!」と表現するだろう。
とにかく、どんなことでもサッカーが絡む。あるバラエティー番組ではでっかいビリヤード台を作り、サッカーボールをビリヤードの玉のようにして遊んでいた。
週末のF1レースの中継でも、ネイマールのバルセロナ移籍の話が長々と続いた。この国にいる限り、サッカーから離れることは難しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿