コンフェデ杯は30日、リオデジャネイロのマラカナン競技場で決勝を迎える。
これまでの試合ぶりを考えると、ブラジルの3連覇の可能性が高いと見る。
ブラジルはメンバーが固定されてきた。決勝も同じメンバーで戦うとスコラリ監督は明言している。
ブラジルはメンバーが固定されてきた。決勝も同じメンバーで戦うとスコラリ監督は明言している。
ネイマールが切れていて、フレッジとの連係も上々。今大会、2人だけで6得点をたたきだしている。エースが調子に乗っているのは、若いチームにとって心強い。
左サイドバックのマルセロが攻撃に絡む場面も増えてきた。大会前の親善試合では、攻撃が持ち味の両サイドバックが駆け上がる機会が少なく、攻めのバリエーションが乏しかった。それが、大会を通じて徐々に改善されてきた。
ダビド・ルイスとチアゴ・シルバの両センターバックの守備が安定しているのも大きい。時折、不用意なミスを犯すことはあるけれど、身体能力の高さを生かしたディフェンスは安心して見ていられる。
一方、スペインはフォルタレーザの炎天下で延長戦を戦っている。準決勝のイタリア戦では動きに従来のスピードがなく、華麗なパス回しが見られたのは終盤のわずかな時間だけだった。
休養は中2日で、ブラジルよりも1日短い。移動距離も長く、疲労を回復するのは難しい。
休養は中2日で、ブラジルよりも1日短い。移動距離も長く、疲労を回復するのは難しい。
ブラジルのスコラリ監督は「スペインは2戦目のタヒチ戦で主力を休ませている分、有利だ」などと言っているが、そんなことはないだろう。
残念ながら大規模デモが相次いで、ブラジル国内ではスタジアム外のニュースの方が大きく取り上げられることが多かったコンフェデ杯。決勝当日も、マラカナン競技場に向けたデモが予定されている。
ブラジルの優勝で、国民の注目が少しでもサッカーに戻ってくれれば、とも思う。
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